介護職として働いている人に見られる不満として最も多いのが、給料面に関するものと労働環境に関するものです。いずれも原因とされているのが慢性的な人材不足によるものであり、人手が足りていない現状から業務が激務になるケースが大半を占めています。
しかし、そのような現状が給料に反映されるわけではなく、どれだけ激務になっても給料は他の業種以下しかもらえず、モチベーションに繋がらないと不満を口にする職員は多いものです。そこから介護職を離れていく人間が増えた結果、残された職員にさらに業務がのしかかってくるところが深刻な状況となっているのです。
他にも介護現場の不満として多いのが人間関係に関するもの。人材不足を解消しようと人員を増やす機会が多い分、人間関係が構築できないことも多い傾向にあります。特に介護はチームワークで連携する必要がある業務なので、人間関係がスムーズにいかない状態では連携ができずに業務に支障が出たり、高齢者に何らかの不利益を生じるリスクもあります。その結果として、施設全体の評価が下がり利用客の減少につながることもありえます。
このように、介護業界はさまざまな問題を抱えており、さらなる人材不足が懸念されています。人材不足、という観点からみると、転職を考えるのも一つの手ですが、同じ介護業界である限り、似たような問題が出てくることは目に見えています。そのため、もし働く中で不満が出てきた際は、自分でできるかぎりの対策を取ってみることが大切です。色々策を講じて、どうしても無理だと感じたのなら、その問題点をきちんと把握した上で転職を考えてみるといいでしょう。介護現場の不満に対する改善策については、(http://kaigogenba-fumankaisho.com/cancellation/)に詳しく書かれていたのでぜひチェックしてみてください。
このような介護職の不満から起きる問題については、個人同士または施設側の配慮で改善できるものもあります。ただ、給料面に関しては個人や施設側で改善していくには限界があるため、国をはじめとした大元の部分から改善していく必要があるでしょう。